まもなく、下り列車が参ります。

帰路で気持ちを切り替えていく。 -雑記ログ-

母がナンパ師を後悔させていった話。【読み物】

 
夜道、貴方の前を女性が歩いています。
 
明るいナチュラルパーマのロングヘア。
足取りも軽やかで、引き締まった肉体。
鮮やかな色の服もとても似合っている。
 
若々しくエレガントな雰囲気です。
 
その女性に声を掛けた次の瞬間ー
 
 
  *   *   *   *   
 
 
数年前のとある東京の夜道。
その日も母は仕事で遅い時間にスタスタと帰路を進んでいたらしい。
 
ある日、大通りから外れる道に入ったところに、後ろから男性に声を掛けられたらしい。
 
若い男の声。
 
母としてはナンパされたという事実だけで嬉しかったらしく、
とりあえずそのまま振り返った。
 
そこには車から窓を開けて母に声をかけた男性がいたが、
相手は母の顔面を見るなり慌てるようにエンジンを吹かして走り去ったらしい。
 
 
また別の日の夜、またもや後ろからナンパされて振り返ると
今度は「あ、間違えました。」と言ったそばから足早に去られたらしい。
 
 
「まったく!失礼しちゃうわよね!!」
 
「声掛けといて、何を間違えたってんのよ失礼しちゃうわねホント!!」
 
と本人はブチ切れていましたが。
 
 
 
当時母の年齢は40代半ば~後半。
 
ヘアスタイルにお金をかける趣味があり、
 
もとより派手な色合いの服を好み、
 
当時のマイブームが「ビリーズブートキャンプ」で腹筋バキバキ寸前まで鍛えていたという
 
精神的にも体力的にも超アクティブなおばさんであった。
 
当時この超アクティブなおばさん(笑)はブートキャンプで腹筋だけではなく、全身がかなり引き締まった体型をしており、
おめかししたら後ろ姿に関してはその辺にいる若いお姉さんといい勝負か変わらないクオリティだった。と、娘の私でも感じていた。
 
 
若い女性だと思ってナンパしたつもりが、振り返られたその顔がしわくちゃとか、ジャンルはホラーなんだろうか。夢にも出て来たらイヤだな。
 
 
しかも、母は外国人に英語で声を掛けられるくらい濃い顔をしていて、
顔のパーツがそれぞれ大きく目立つため余計に怖いかもしれない。
 
ジブリの「千と千尋の神隠し」に出てくる湯婆婆を例えに出すと、たいていの母の知人は納得してくれる。
 
(ちなみに他所の小さな子供さんを「いないいないばぁ」のような顔芸であやすと大抵泣かせている。)
 
 
件のナンパ師には軽く同情する。
 
 
とりあえず全国のナンパ師さんへ。
声をかける前にお顔を確認される事をお勧めしますよ…。